台湾数字切手とは? 1894年の日清戦争に勝利した日本は、清国より台湾を割譲され、1895年~1945年の太平洋戦争終結までの50年に渡り、台湾を統治してきました。 その統治の過程で、台湾でも日本と同様に郵便事業が整備され、台湾にも逓信局(ていしんきょく)が置かれるようになりました。 切手は日本本土の逓信省(ていしんしょう)で作成し、各逓信局に送ることが慣例となっていましたが、太平洋戦争末期ともなると、制海権・制空権を抑えられた日本は各逓信局に対して、切手を郵送することも困難な状況となりました。 そこで、各地の逓信局に対して、独自の切手を発行するように通達があり、台湾では数字と菊の紋章という簡易的な切手が発効されました。 発効日は1945年10月21日に3銭と5銭、10月31日に10銭が発効されましたが、同年8月15日に日本が連合軍に無条件降伏をしており、当時、日本軍と中国大陸で戦争をして