禁止地域でラブホテルを営業したとして、神奈川県警生活保安課などは4日、風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、横浜市旭区と相模原市のホテル4店と経営者ら5人を書類送検した。また、同法違反の疑いで横浜市旭区のホテル「カリブ」経営、野中克則容疑者(38)=同市戸塚区=と支配人の橋本直哉容疑者(38)=同市旭区=の2人を逮捕した。県警によると、野中容疑者は「支配人に任せていたので、分からない」と容疑を否認。こうした違法なラブホテルの経営者の逮捕は異例という。 県警の調べによると、摘発されたホテルは9月20日、ビジネスホテルなど一般ホテルの許可を受けながら、県条例でラブホテルの営業が禁止されている区域で、室内に巨大な鏡や回転ベッドを設置するなど、ラブホテルとして営業していた疑いが持たれている。野中容疑者らは否認するなど証拠隠滅の恐れがあるため、逮捕したという。 違法ラブホテルの一斉摘発は、県警と警視庁