「理想の仕事=好きなこと」の間違い 新婚の後輩の夫婦と会食をした時のこと 奥さんの方が 「この人今の仕事辞めたいとばかり言う」 「『じゃあ何が本当にやりたいの?』と聞くと『レーサーになりたかった』など非現実的なことばかり言う」 とぼやいていました 理想の仕事とは「好きなことをやること」という意識は、就活中の学生にとどまらず、シニアのキャリアカウンセリングでもよく口にされたりします 確かに『努力は夢中に勝てない』のは事実です 好きなことは夢中になれます そして『人生で最も長いのは労働期』です 最も自分の人生のシェアを占める時間を〈辛い〉〈好きでない〉ものに費やしたくないという考え方が「仕事は好きなことをやるのが理想」と思わせるようです プロスポーツ選手やミュージシャンなど〈好きを仕事にしている〉故に〈夢中になれる〉人もいますが、少数派です そもそも『好きな仕事を探す』にとらわれ過ぎている人が