わくわく物語 オーケストラがやってきた 山下和仁は、私のような単なるギターファンでしかない人々に、交響曲などの他のクラシック音楽の存在を教えてくれた。 私の場合、山本直純の「オーケストラがやってきた」にテレビ出演した山下和仁を聴いたのが初めてで、そのときの感動が忘れられない。 「オーケストラがやってきた」1回目の出演(1978年2月放送)でベートーベン交響曲第7番(第4楽章より)、ドボルザーク交響曲第9番「新世界から」(第4楽章少し)、メンデルスゾーン「バイオリン協奏曲作品64」をギターで演奏。 「オーケストラがやってきた」2回目の出演(1978年5月放送)では山本直純の依頼に1か月程度で応えたというチゴイネルワイゼンを演奏。ギターミュージック1978年11月号の山下亨氏の特集記事「右手のトレーニング法、和仁のチゴイネルワイゼン挑戦記」によると、「バイオリン用の原曲の楽譜を採用して練習を始