「ファーストプレイスは、韓国の大田(テジョン)市から参加した、チームKAISTだ!」 そう紹介されたKAIST(韓国・国立科学技術院)のメンバーが喜びを全身で表しながら壇上へ上った。授与された小切手の大型パネルの記載金額は、200万ドル(1ドル125円換算で2億5000円)。振出人はDARPA長官のアラティ・プラバッカー氏だ。 盛り上がる壇上のKAISTチームに対して、観客席の韓国応援団もエキサイト。グランドスタンド上段で写真撮影していたKAISTチームスタッフは歓喜のあまり、頭上の蛍光灯に頭をぶつけ、その破片が取材中の筆者の背後から物凄い勢いで降りかかってきた。幸い、主催者が配ったメディア用のベストが防具となり、Tシャツ1枚の上半身を守ってくれた。 なぜ韓国チームが米トップチームを抑え、 日本チームは全タスクを通過できなかったのか すでに日本でもテレビ、新聞、ウエブサイトの速報で紹介され