Tweet アジア各国や被災地で図書ボランティア活動を行っている公益社団法人・シャンティ国際ボランティア会(若林恭英会長)は、東日本大震災で被害を受けた本県沿岸部の読書活動を支えるため、遠野市松崎町に岩手事務所を開設した。県内からも参加スタッフを募り、7月中に被災地を専用車で巡る移動図書館活動をスタートする。 岩手事務所では17日、大手出版社や関係団体から寄贈された書籍約4千冊をスタッフ10人が整理し、バーコード入力する作業に追われた。約2万冊が集まる予定で、ワゴン車を改造した図書館車4台に積み込み、7月下旬から山田町、大槌町、大船渡市三陸町、陸前高田市などの避難所や仮設住宅群を巡る。 同会はアジア各国や難民キャンプで図書ボランティアや図書館建設に取り組んでいる。阪神大震災や新潟中越地震でも移動図書館を展開し、地元のNPO団体設立に尽力した。 今回も5月初めから沿岸市町村の被害調査を実施し