電通デジタルで機械学習エンジニアをしている今井です。 本記事では、BigQueryで傾向スコア分析を行うための方法について紹介します。 広告効果ってあったの?広告効果とは、広告に接触した場合と接触していない場合とのその後のコンバージョン(例えば、購入金額や継続期間など)の差である、と言えます。 しかしながら、同一ユーザーにおいて、広告に接触した場合と接触していない場合とを同時に観測することはできません。 これを反実仮想(counterfactual)と呼びます。 そこで提案されたのが平均処置効果(average treatment effect, ATE)です。 広告に接触したユーザー群(𝑤=1)と接触していないユーザー群(𝑤=0)とのその後のコンバージョン(𝑦 )の差を広告効果とするものです。 ここで、介入(広告に接触する)の有無以外の条件が公平になるようにユーザー郡が分かれていれ
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