玩具卸最大手のハピネットが販売システムの開発失敗を巡って、開発受託ベンダーのSRAとの間で双方を訴えていた係争に一旦の区切りがついた。ハピネットとSRAホールディングスは2016年10月31日、東京地方裁判所の判決が言い渡されたことをそれぞれ公表した。 SRAがハピネットを訴えたのは5年前の2011年3月31日。「ハピネットが2009年に一方的に開発作業を停止するように指示し、既に納品・検収したものや現に使用しているものについても代金の支払いを拒否した」として、未払いの開発費など4億245万9817円の支払いを求めた(SRAホールディングスのプレスリリース)。これに対し今回、東京地裁はハピネットに2232万5625円の支払いを命じた。 SRAの提訴から6日後の2011年4月6日、今度はハピネットが支払い済みの開発費など11億5843万7653円の返還を求めてSRAを反訴した(ハピネットのプ
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