成田空港で、硬貨を入れてレバーを回すと玩具が入ったカプセルが出てくる自動販売機「ガチャガチャ」が、訪日外国人客らに人気だ。 「余った硬貨を使ってお土産に」との発想で、通常の3倍強の売り上げを記録している。特定の場所に集中的に設置したことも呼び水となっているとみられ、業者が反響を受けて他空港にも設置するなど、市場拡大の手応えをつかんでいる。 ガチャガチャを設置したのは、タカラトミーアーツ(東京都葛飾区)と、ハピネット・ベンディングサービス(東京都台東区)の2社。タカラトミーアーツは第2旅客ターミナルビルの地下1階に計171台、ハピネット・ベンディングサービスは第1旅客ビル5階に計154台をそれぞれ昨年7月29日から置いている。 両社は、空港のにぎわい作りを目指す成田国際空港会社(NAA)との話し合いの中で、〈1〉硬貨は自国通貨に両替できず、帰国後に余る〈2〉JR秋葉原駅などに設置したガチャガ