また、顔に強く押し当てることができるため、頭や体の動きに対してズレにくく固定されるのも特徴。そのため、従来の指先や腰など個別に取り付けるウェアラブル生体センサーに比べて取り付け負荷が低い。 デバイスは、光電容積脈波センサーとサーモパイルの2種類のセンサーで光電容積脈波と呼吸波形を計測する。呼吸を計測するために、サーモパイルを配置して、呼気と吸気の温度差を活用。光電容積脈波センサーの適用によって光電容積脈波を計測し、脈波のピーク間隔を計算する。覚醒度は、心拍変動のパターンから評価を行う。これにより、体の動きにある程度頑健に、脈波と呼吸波を、覚醒度を計算するために必要な精度で計測できる。 本システムを用いて研究チームは、バイオフィードバックインタラクティブVRゲームも提案する。推定した覚醒度に応じて、難易度を自動調整するVRコンテンツだ。例えば、ホラーFPSゲームでは、計測された心拍変動から推