スマートフォンとタブレットのおかげで、毎日24時間、仕事の連絡がとても容易になった。あまりにも容易過ぎて、その反動が起きている。 モバイルデバイスは雇用者にとっても従業員にとっても同じくらい便利なものだ。雇用者としては、モバイルワーカーが職場から離れているときも、職場にいるときと同じくらい(それ以上とはいかないにせよ)生産性を上げてくれれば助かる。従業員の方も、デスクに縛られずに柔軟に仕事ができるのはうれしい。 ところが、常に連絡が取れるとなると、ワークライフバランスの問題が出てくる。タッチスクリーンの向こうに、いつも上司や同僚や顧客がいるような状態では、勤務時間外だという実感が持てず、ストレスを感じたり、極度の疲労から喪失感に陥ったりしやすくなる。 関連記事 スマートフォン、タブレットによる“どこでもオフィス”を素直に喜べない人たち DeNAがBYODをやめた理由 「オフラインだと仕事が