「蒼天すでに死す 黄天まさに立つべし 歳は甲子にありて 天下大吉ならん」 黄巾賊が掲げた有名なこのスローガンと五行説について考えてみます。 スポンサーリンク 黄巾賊が掲げたスローガンの疑問 太平道(黄巾賊)のスローガン 後漢末期の霊帝(れいてい)の時代、中国全土に急激に広まった新興宗教の太平道。 教祖・張角(ちょうかく)は、信者達を6,000人〜10,000人ずつに分けて「方ほう」と名付け、36の方を編成して、その軍事力を背景に後漢王朝に反旗を翻(ひるがえ)しました。 この時に叫ばれたのが、 蒼天已死 蒼天すでに死す 黃天當立 黄天まさに立つべし 歲在甲子 歳は甲子にありて 天下大吉 天下大吉ならん というスローガンです。 そしてこのスローガンは、一般に次のように意訳されています。 漢王朝はすでに死んでいる 我ら太平道が今こそ立ち上がるべきだ 今年は甲子の年であるから 天下は平安に治まるだ
![黄巾賊が掲げたスローガンと五行思想(五行説)の謎](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c6033b927bbc3b455dc1f68c82a1fc66a324b4b5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fthree-kingdoms.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F08%2F170820_eye.png)