下記のような記事を読む度に思うのですが,こういう非常に広範な人(今回は国民全員のはず…)をターゲットにしている文脈で野球をたとえとして使うのってどうなんでしょうか。これってけっこう古い感覚なのではないかと考えています。 mainichi.jp ある特定の分野や知識に依拠したたとえは,それをある程度知っている人にとっては理解の助けになる可能性がありますが(ただうまく使わないと誤解や反発を招くことも),それ以外の人を切り捨ててしまう可能性もありますよね。 「全員」が付いているから意外とある程度意味の推測はできるのでしょうか。でも下に挙げる「全員野球」のニュアンスは野球をある程度知っていないと意外と伝わりにくいような気がします。 もう少しくわしく さて,辞書には「全員野球」で項目がありました。 ①野球で,正選手や投手など一部の戦力に依存するのではなく,チーム全員で一丸となって勝利に向けて力を尽く