<脳を刺激する“紙の本”の魅力> 書籍の電子化が急速に進み、一部の小中学校では教科書にも電子書籍を取り入れ始めている。しかし、“紙の本”と比べると、電子書籍の内容は記憶に残りにくいなどの違和感を覚える人も多いのではないだろうか。 酒井邦嘉著「脳を創る読書」(実業之日本社 1200円)では、紙の本が脳に与える影響を解説。言語脳科学者の著者が、電子書籍にはない紙の本の魅力を徹底分析している。 電子書籍は確かに便利だが、紙の本と比べると“量的な手がかり”が非常に希薄であるという。例えば、短い時間で見出し語を探せる電子辞書は、紙の分厚い辞書よりも圧倒的に使い勝手がよい。しかし紙の辞書の場合、ある部首を持つ漢字がどのくらいあるか、同音異義語がどのくらいあるのかなどが、ページの厚みとして感覚的に頭に入ってくる。 また、長編小説の場合、紙の本なら今が物語の中盤なのか終盤が近いのかを、視覚的・触覚
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く