東京都渋谷区が「同性カップル条例」を制定して話題になったが、LGBT(性的マイノリティ)に対する日本の理解も法的対応も、欧米に比べて大きく遅れを取っている。 都合がいいときだけ憲法を持ち出す自民党の御都合主義 反対したのは自民党だけである。 その自民党の「家族の絆を守る特命委員会」の会合では、 「『婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する』という憲法第24条の両性は、男女としか読めない」などという理由で条例案の適法性に疑問の声が上がった という。*1 先日、安倍晋三首相が、自衛隊を「我が軍」と発言して問題となり、菅義偉官房長官が「問題ない」と安倍首相を擁護した。憲法第9条で「戦力の不保持」を謳っている以上、時の首相が、国会答弁でそのような発言をすることは、憲法軽視も甚だしい。海外メディアが、自衛隊を“Japanese Army”と書くのとは訳が違う。 その安倍晋三首相は、以前(2月18日)の