スマートフォンの通信に必要なSIMカードを、観光などで日本を訪れる外国人に提供する自動販売機を、NTTコミュニケーションズがはじめた。パスポートを読み取り本人を確認する機能があり、買ったその場で使えるようになるしくみは世界初という。 自販機は英語と中国語に対応し、買えるカードは3千~4千円程度。外国人が海外から持ち込んだスマホに挿すと1~2週間、日本の携帯電話回線でインターネットを使える。米国の自販機メーカー大手ズームシステムズと共同開発した。 24日、東京・お台場のアクアシティお台場に1台目を置いた。26日から関西空港にも設置し、他の空港への展開も検討中という。すでにある自販機では、カードを使う前に無料のWi―Fiスポットを探すなどし、ウェブサイトで利用者情報を登録する必要があった。(志村亮)