<< その1 その2 その3 その4 >> 本記事のデータ集 第1回 部活動の役割を考える 子どもたちに適切な活動の機会を提供するために その3 ベネッセ教育総合研究所 主席研究員 木村治生 2018.08.31 その3 先生にとっての部活動 ■世界一忙しい日本の教員 今、教員の多忙化が社会的な問題になっている。中学校や高校の教員については、長時間勤務や休日出勤が常態化する一因として、部活動の指導が挙げられている。今回(その3)は、教員が部活動に対してどれくらい負担を感じているのか、また、教員自身は部活動の扱いをどうすべきだと考えているか、そうした教員の声を確認していこう。部活動は教育課程外とはいえ、そのほとんどは教員が顧問を務め、指導を行っている。子どもとともにもう一方の主要な当事者である教員側の意識・実態をとらえておく必要がある。 最初に、教員の勤務について日本の特徴を明らかにするため