「CORAL」というプロジェクトがある。これはフラクタル立体図形を描いて,VRで楽しもうというのが趣旨のものだと思っていいだろう。 フラクタルのすべてが珊瑚のように見えるわけではないが,マンデルブロ集合などの特徴的な形状が珊瑚礁のような雰囲気なのでこの名称が付けられているようだ。 ということで,2018年3月20日,Game Developers Conference 2018では,「Cone Marching in VR: Developing a Fractal Experience at 90fps」というタイトルでそのCORALを扱ったセッションが行われた。 フラクタルというのは,自己相似型の構造を示す数式で描かれるものであり,しかも際限なく計算できる。たいていの場合は縮尺をいろいろ変えてこそ意味があるものなので,一定の形状を前提にしたポリゴンで扱われることはあまりない。ボクセルレ
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