■ WASF Times版「サニタイズ言うな!」 技術評論社の「Web Site Expert 」誌に、Webアプリケーション・セキュリティ・フォーラム関係者の持ち回り企画「WASF Times」が連載されている。私の番も回ってきたので昨年9月発売号に寄稿させていただいた。近頃はサニタイズ言うなキャンペーンもだいぶ浸透してきたようだし、もういまさら不要という気もするが、以下、その原稿を編集部の承諾のもと掲載しておく。 「サニタイズしろ」だあ? Webアプリを作ったらセキュリティ屋に脆弱性を指摘された――そんなとき、「入力をサニタイズしていない」なんて言われたことはありませんか? 「入力」というのは、ブラウザから送信された情報をCGIパラメータとして受信した値のこと。これを「サニタイズしろ」というのです。なんでそんなことしないといけないの?プログラムの内容からして必要のないことなのに? そう
■ 続・「サニタイズ言うなキャンペーン」とは 「サニタイズ」という言葉はもう死んでいる サニタイズ言うなキャンペーンがわかりにくい理由, 水無月ばけらのえび日記, 2006年1月5日 というコメントを頂いた。まず、 これは「サニタイズという言葉を使うな」という主張ではありません。「そもそもサニタイズしなくて済むようにすべきだ」という主張です。言い方を変えると、「サニタイズせよと言うな」という主張になります。 「サニタイズ言うなキャンペーンがわかりにくい理由」, 水無月ばけらのえび日記, 2006年1月5日 とある。「サニタイズせよと言うな」キャンペーンでもよいのだが、 その場合は次の展開が予想される。 「サニタイズせよと言うな」を主張する際の具体例として、XSSやSQLインジェ クションのケースを挙げた場合、正しいコーディングは、「その場の文脈でメ タ文字となる文字をエスケープすること」と
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