対戦型ゲームの勝敗を争う「eスポーツ」のプロ競技としての普及を図ろうと、一般社団法人「日本eスポーツ協会」(東京)など業界3団体が来春早々に統合して新団体を設立することが30日、わかった。eスポーツの市場規模は年々拡大。若者を引きつけるスポーツ競技としての認識が進み、将来的には五輪の正式種目への採用が期待されている。2018年はこれまで普及が遅れていた日本での基盤整備や大会開催の動きが本格化。飛躍の年となりそうだ。 eスポーツ競技についてはすでに、欧米ではプロのチームやリーグが存在し、億単位に上る高額賞金の競技大会が頻繁に開催されている。若者への広告効果を狙って有名企業が相次いでスポンサーに乗り出しており、17年の世界の市場規模は約10億ドル(約1120億円)。年率13%成長しているとの調査結果がある。 世界の動きを見ると、国際サッカー連盟(FIFA)がサッカーゲームのW杯を主催しているほ