佐賀県武雄市は、来年の春から公立の小学校に民間の学習塾の指導法を取り入れ、官民一体で授業に取り組むと発表しました。 文部科学省によりますと、官民一体で公立学校の授業に取り組むのは初めてとみられます。 これは17日に、武雄市と、さいたま市に本部のある「花まる学習会」が文部科学省で記者会見をして明らかにしました。 「花まる学習会」は首都圏を中心に学習塾を展開していて、大きな声を出したり体を動かしたりしてゲーム感覚で授業を進めることで知られています。 武雄市はその指導法を来年の春から市内の一部の公立小学校に取り入れ、官民一体で授業に取り組むということです。 授業をするのは学校の教員で、学習指導要領に沿ってこれまでどおり検定を受けた教科書を使いますが、副教材として塾の教材を活用することも検討するということです。 今後、教員の研修を重ね、ことしの夏から1校で試験的に授業を始めることにしています。 文