JR東日本は5日、在来線車両の点検などを行う同社郡山総合車両センター(福島県郡山市)で今年、社員ら112人が高校野球全国大会の優勝校を予想する賭博行為を行っていたと発表した。 同社によると、外部からの情報を受け聞き取り調査した結果、同センターで勤務する同社社員92人と関連会社社員20人の賭博行為が確認され、県警郡山署に報告したという。春の選抜大会で66人、夏の選手権大会で82人が関与していた。 賭けは一口500円で、複数口賭けることも可能だった。組み合わせ決定後、同社社員が職場のコピー機を使い投票用紙を作成、喫煙室や更衣所などで配布し、優勝校の決定後に参加者から集金、分配していた。賭け総額は2大会で約30万円に上るという。 JR東日本の話 コンプライアンス(法令順守)に関する社員指導を徹底し、再発防止に取り組む。関係していた社員については厳正に対処する。