北陸鉄道石川線の「あり方」について、地元自治体が2023年8月にも決定します。公表された検討資料を読み解くと、存続の可能性が高そうです。 2023年度に「あり方」決定 北陸鉄道石川線は金沢市近郊のローカル鉄道です。北陸鉄道が単独での維持は困難として、浅野川線とあわせて上下分離を行政に求めています。 これを受け、金沢市周辺自治体で構成する石川中央都市圏地域公共交通協議会では、2023年3月に地域公共交通計画を策定し、「北陸鉄道石川線・浅野川線のあり方」について検討しています。 これまでの議論では、浅野川線については存続が前提となってきましたが、石川線については輸送人員の減少が著しいこともあり、バス転換やBRT化などの選択肢も検討されています。 石川線は車両・施設とも老朽化しており、存続するのであれば、早急に更新しなければならないことから、2023年度中にも「あり方」を決定する必要があります。