アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは、ことしアカデミー賞の作品賞を受賞した映画の主人公で、19世紀に実在した黒人男性の名前のつづりに誤りがあったとして161年前の記事を訂正しました。 アメリカ映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞のことしの作品賞には、19世紀アメリカの奴隷制度を描いた「それでも夜は明ける」が選ばれました。 映画の主人公となった黒人男性ソロモン・ノーサップ氏は実在の人物で、ニューヨーク・タイムズは1853年の記事でノーサップ氏がだまされて奴隷として売られ、過酷な暮らしを強いられたことについて詳しく伝えています。 この記事では、ノーサップ氏の名前が二とおりのつづりで記されていましたが、最近になって短文投稿サイトのツイッターを通じて読者から指摘され、いずれも誤りだったことが分かりました。 このため、ニューヨーク・タイムズは、4日、記事掲載から161年ぶりにノーサップ氏の名前