賃貸トラブルの現場に20年もいると、ひしひしと感じることはたくさんある。そのひとつが、『家主の財産(物件)は、家主でしか守れない』ということだ。 物件は我が子と一緒で、目を離せばグレるし、問題を起こす。しっかりと愛情もって見守り続けることは、健全な賃貸経営の上で必要不可欠であると考えている。 家主から相談を受けたのは、今年2月も終わりのこと。貸した物件でトラブルがあり、昨年から自分で対処してきたが、いよいよ厳しいので対応してくれないかという依頼だった。 状況を把握するために写真を見せてもらうと、戸建て賃貸の屋根にアマチュア無線のアンテナが立っているではないか。しかもそれは、決して小さくない。写真で見る限りは6メートルくらいの高さがある。 屋根の上に6メートルはあろうかという巨大アンテナが!さらにその設置を自分でしたらしく、屋根の上には無数のケーブルが無造作に置かれ、倒れた別のアンテナまで放
![賃借人が屋根の上に6mの巨大アンテナを設置!その時大家は? 前編【太田垣章子のトラブル解決!】-不動産投資の賃貸経営トラブル記事/2022年6月16日掲載【健美家】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/810cee40bf055a7f60663877cb6ab3d9cc9ab733/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.kenbiya.com%2Fnews_img%2F51328-1.jpg%3F1337525560)