テクノロジーの恩恵、そう来たか!ですよ。 イタリアの公益事業会社であるA2Aは、2014年にトリノ近郊のチバッソ火力発電所を閉鎖しました。 イタリアに限らず、火力発電は世界中の電力供給を長年支えてきました。しかし古い施設の多くは他の発電所や発電方式に比べて効率性が劣るので、時が経つにつれて順に廃止されます。 しかし近年では古い発電所に最新のIoT技術・クラウド技術を導入することで施設の延命に成功しているようです。チバッソ発電所もそのひとつ、閉鎖から2年が経った後の2016年に再稼働することになりました。 A2Aのバイス・プレジデントであるMassimiliano Masiによると再開の理由は、クラウド・ベースの技術を導入したことで、休止状態から2時間以下でフル稼働できるようになったためだそうです。以前は3時間もかかっていたところが大幅に短縮されたことで、常に変動する電力の需要に柔軟に対応で
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