「オタクの聖地」としてのまちづくりが提案されているりんくうタウン=大阪府泉佐野市で2009年9月、本社ヘリから森園道子撮影 ◇提案の「大広」、共同事業者に 関西国際空港対岸に広がる「りんくうタウン」(大阪府泉佐野市)の活性化策を模索している府は4日、アニメやゲームなどによる文化発信のまちづくりを提案した大手広告代理店「大広」(大阪市)を共同事業者に選定した。今後、両者で具体的な事業案を固め、関空を利用する国内外の愛好家らの集客に乗り出す。いまだ空き地も目立つりんくうタウンが「オタクの聖地」になる可能性が浮上している。【佐藤慶、高山祐】 府は5月から、りんくうタウンの未契約地や公園・緑地予定地など約40ヘクタールを活用した活性化策を募集。コンサルタント会社など5社が応募し、都市政策やマーケティング論の専門家らによる審査の結果、大広案が選ばれた。 同社の提案はりんくうタウンを日本独自の文化の発