J2も37節までが終了し、残すところ残り5試合。現時点の首位は神戸で勝ち点75。2位がG大阪で74と優勝争いは最後までもつれそうだが、3位京都の勝ち点が66でG大阪と8ポイント差あり、よほどのことがない限り自動昇格は神戸・G大阪で決まりそうだ。 一方昇格プレーオフ争いは3位京都が一歩抜け出しているものの4位千葉が勝ち点61、1ポイント差で5位徳島、6位長崎が続き、この3チームの順位争いは最後までもつれそうだ。 そして、昇格ラインを狙えそうな位置にいるのは勝ち点6差で7位札幌、8位松本。7ポイント差ある9位岡山、10位栃木、9ポイント差の11位山形、12位東京Vあたりは3試合差なのでかなり厳しい位置ではあるが、ここまでがプレーオフ争いの対象チームと言っていいだろう。
名門が窮地に立たされた。今節で甲府が勝利を収めて磐田が敗れた場合、磐田の降格が決定する。後がなくなった状態での対戦相手は、くしくも宿敵の清水。熱い火花が散ること間違いなしの「静岡ダービー」から目が離せない。 土俵際まで追い詰められた磐田が、昨季からリーグ戦において3連敗中と分の悪い「静岡ダービー」で生き残りを懸ける。勝利を収めた今季の3試合はいずれも複数得点を挙げており、失点が減らない現状では1点でも多くのゴールを奪いにいくしかない。キーマンになるのは駒野だ。チーム最多の5アシストを記録しているサイドバックは、クロス数がリーグでトップタイ。清水がクロスを直接はね返せていない傾向があるのに加え、対面の位置でプレーしていた河井と守備の要であるヨンアピンを出場停止で欠くだけに、連係の綻びを突いて好機を作りたい。
約2週間ぶりの開催となるJ1。28節の終了時点で、上位4チームが勝点3差以内にひしめく混戦の中、29節は首位の広島と2位の横浜FM、3位の浦和と4位の鹿島が直接対決を迎える。この一戦が全てではないが、今後の優勝争いに大きな影響を及ぼすのは間違いない。 勝点1差で3位と4位の注目のビッグマッチ。逆の順位で迎えた前回対戦では、浦和が勝利を収めて3位に浮上した。鹿島はディフェンスラインの高いDFとMFのタックルラインの差が最も少なく、コンパクトな守備組織でホームでの最少失点を誇る。しかしながら、浦和は引いて守る相手よりも前から奪いに来るチームに対して相性が良く、スピードのある前線の選手たちが裏を狙いやすい環境といえるだろう。今回も浦和の「矛」が鹿島の「盾」を破るのか、はたまた鹿島が対策を講じてリベンジを果たすのか。ターニングポイントとなり得る一戦から目が離せない。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く