博士を一人育てるのに税金がいくらかかっているのか、以前から興味がありました。 一次資料ではありませんが、二次資料を『蛋白質・核酸・酵素』で発見。 (PNE vol52, 2007年8月号,p1035) 1人につき1億円、 だそうです。 国立大学法人の場合であれば、 国からの交付金が年間330万円×9年間。 日本学術振興会から年間1200万円×6年間。 計1億円。 なかなかの額です。 現在、年間16000人の博士号取得者が誕生しており、 2006年度であれば、彼らの進路は 就職:57.3% 無職:26.4% 死亡、行方不明:9.2% その他:7.1% となっています。 少なめに見積もっても毎年3000人近くの人が博士号を生かせていないと考えられます。 金額にして3000億円。 博士を取る前に就職していれば税金を納めてくれていた可能性を考えると、機会費用はさらに多くなります。 ん~、大いなるム