タグ

2013年5月12日のブックマーク (1件)

  • F・W・クロフツ(Freeman Wills Crofts)

    イギリスの格推理作家で、S・S・ヴァン・ダイン、アガサ・クリスティー、エラリー・クイーン、ディクスン・カーと並ぶ、格黄金時代を代表する作家の一人です。 元々は鉄道技師をしていた彼が作家になったきっかけは、1919年、40歳の時に大病を患って療養暮らしを余儀なくされた時、その退屈しのぎに格推理小説を書き上げますが、これがなかなかの出来だったため試しに出版社に送った所見事に採用が決定。そして1920年、イギリスでも有数のミステリの出版社であるコリンズ社から出版されたのです。それが古今有数の名作長編「樽」でした。 その後体調を回復した彼は技師を続けながら余暇を使って作品を発表し続け、後の1929年には専業作家となっています。 このクロフツが「樽」でデビューした1920年は、ミステリーの女王アガサ・クリスティーが「スタイルズ荘の怪事件」でデビューした年でもあり、そのことからE・C・ベントリー