1961年5月3日に公開。監督:市川崑、脚本:和田夏十。製作:大映東京撮影所、配給:大映。 封切り時の同時上映作品は5月3日より『喧嘩富士』または『おてもやん』、5月10日より『投資令嬢』。第35回キネマ旬報ベストテン日本映画10位。キネマ旬報スチール・コンテスト選出。 再上映の機会が少なく半ば幻の作品となっていたが、都会的で荒涼とした人間描写やスタイリッシュでシャープな画面構成を再評価したミュージシャンの小西康陽らによる熱心な活動が実り[1]、1997年11月8日に東京・シネセゾン渋谷でリバイバル上映された。 製作[編集] 市川崑は大映から映画を1本「自由に」作るようにとの打診を受け本作を企画した。市川は当時、テレビドラマの演出を手掛けることもあり、日本テレビの顧問をしていた若尾初男を主人公のモデルに、殺人的なスケジュールで動くテレビ局内の現代性を取り上げた。 市川の妻・和田夏十のオリジ
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