『孤狼の血』(ころうのち)は、柚月裕子による長編警察小説シリーズ。全3作。 第1作『孤狼の血』は『小説 野性時代』で2014年から2015年にかけて連載され、KADOKAWAから単行本が2015年8月29日[1]、文庫本が2017年8月25日に発売された[2]。暴力団対策法成立前の1988年(昭和63年)の広島を舞台に、暴力団系列の金融会社社員の失踪事件を追う刑事たちの姿や、暴力団組織間の激しい抗争を描く[3]。第69回日本推理作家協会賞受賞作。 2年後を舞台とした第2作『凶犬の眼』(きょうけんのめ)は、『小説 野性時代』で2016年から2017年にかけて連載され、加筆修正を経てKADOKAWAから単行本が2018年3月30日[4]、文庫本が2020年3月24日発売に発売された[5]。 完結編となる第3作『暴虎の牙』(ぼうこのきば)は、『岩手日報』にて2018年から2019年にかけて連載さ