2,3歩遅れの読書日記と写真の練習素人にはインフルエンザの予防にはワクチンしかないように思えるのだが、なぜかワクチンの評判はよくない。そもそも集団接種をやめてしまったのはなぜだろう。自分の意見を言えるほどの知識がないので、本からの引用の羅列にとどめたい。 河岡義裕2005「インフルエンザ危機」集英社新書より引用 一九六二年から九四年まで、日本中の小学校でインフルエンザワクチン接種が義務づけられていた。社会全体を見ると、インフルエンザにかかっている人の多くは一五歳以下の子供だが、インフルエンザで死亡する人のほとんどは六五歳以上の高齢者であることは前に述べた。つまり学童のインフルエンザワクチン接種は、子供たちで増えるインフルエンザウイルスの量を減らすことにより、社会全体におけるウイルスの量を減らしていたわけだ。こうしたシステムを採用していたのは日本だけで、国際的にも注目された。 しかし一九九四