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ブックマーク / books.bunshun.jp (6)

  • 『その女アレックス』の鬼才、戦慄の犯罪文学『僕が死んだあの森』ピエール・ルメートル 橘明美 | 単行本 - 文藝春秋

    『その女アレックス』で世界中を驚愕させた鬼才ルメートル、 まさに極上の心理サスペンス。 あの日、あの森で少年は死んだ。 ――僕が殺した。 母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。 死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。もしあれが死体とともに見つかってしまったら……。 じわりじわりとアントワーヌに恐怖が迫る。十二歳の利発な少年による完全犯罪は成るのか? 殺人の朝から

    『その女アレックス』の鬼才、戦慄の犯罪文学『僕が死んだあの森』ピエール・ルメートル 橘明美 | 単行本 - 文藝春秋
    garamani1983
    garamani1983 2022/01/05
    愛読作家ルメートルの新作長編サスペンスは、正統派の倒叙形式。最初っから最後まで、主人公視点でブレない直線構造。夢中で読んでしまった。
  • 『乗客ナンバー23の消失』セバスチャン・フィツェック 酒寄進一 | 単行本

    一件落着――そう思ってからが番です。 ニューヨークまで逃げ場なし。豪華客船に渦巻く謎また謎。 amazonドイツ)でレビュー数1,400超、評価平均4.2。 ドイツ・ミステリーの最終兵器セバスチャン・フィツェックの代表作登場。 事件解決のためなら手段を選ばぬ囮捜査官マルティンのもとに、5年前に豪華客船「海のサルタン号」船上から忽然と姿を消した子にまつわる秘密を明かすという連絡が届いた。相手がマルティンを呼びだしたのは、因縁の客船。そこでは2か月に船から姿を消した少女が忽然として出現。さらなる事件が次々に起きていた。 ニューヨークへ向かう客船の中で走り出す複数のプロット――。船の奥底に監禁された女と、彼女を詰問する謎の人物。娘の忌まわしい秘密を知って恐慌を来たす女性客。何者かとともに不穏な計画を進める娘。船室のメイドを拷問する船員と、それを目撃した泥棒。船の売却を進める船主と、船の買い

    『乗客ナンバー23の消失』セバスチャン・フィツェック 酒寄進一 | 単行本
    garamani1983
    garamani1983 2020/03/10
    主人公の捜査官が、イライラしてるのはわかるけど、やたらと他人様をぶん殴る本。登場人物の誰にも感情移入出来ないまま終わった。
  • 『監禁面接』ピエール・ルメートル 橘明美 | 単行本

    『その女アレックス』の鬼才ルメートル、最新作。 徹夜必至。一気読み保証。 どんづまり人生の一発逆転にかける失業者アラン、57歳。愛すると娘たちのため、知力と根性とプライドをかけた大博打に挑む! 鬼才のノンストップ再就職サスペンス! リストラで職を追われたアラン、失業4年目。再就職のエントリーをくりかえすも年齢がネックとなり、今は倉庫でのバイトで糊口をしのいでいた。だが遂に朗報が届いた。一流企業の最終試験に残ったというのだ。だが最終試験の内容は異様なものだった。 〈就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよ〉 重役たちの危機管理能力と、採用候補者の力量の双方を同時に査定するというのだ。アランは企業人としての経験と、同じく人生どんづまりの仲間たちも総動員し、就職先企業の徹底調査を開始した。そしてその日がやってきた。テロリストを演じる役者たちと他の就職希望者とともに、アランは重役室

    『監禁面接』ピエール・ルメートル 橘明美 | 単行本
    garamani1983
    garamani1983 2020/03/02
    大のお気に入りになったルメートル。ハードカバー本を、重たかろうがかさばろうが持ち歩いて、楽しく読み終えた。主人公の奥さんニコルに感情移入して読んでたから…そうなるよねってうなずいた。
  • 『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ | 単行本

    私は東大生の将来をダメにした勘違い女なの? 深夜のマンションで起こった東大生5人による強制わいせつ事件。非難されたのはなぜか被害者の女子大生だった。 現実に起こった事件に着想を得た衝撃の書き下ろし「非さわやか100%青春小説」! 横浜市郊外のごくふつうの家庭で育った神立美咲は女子大に進学する。渋谷区広尾の申し分のない環境で育った竹内つばさは、東京大学理科1類に進学した。横浜のオクフェスの夜、ふたりが出会い、ひと目で恋に落ちたはずだった。しかし、人々の妬み、劣等感、格差意識が交錯し、東大生5人によるおぞましい事件につながってゆく。 被害者の美咲がなぜ、「前途ある東大生より、バカ大学のおまえが逮捕されたほうが日に有益」「この女、被害者がじゃなくて、自称被害者です。尻軽の勘違い女です」とまで、ネットで叩かれなければならなかったのか。 「わいせつ事件」の背景に隠された、学歴格差、スクールカースト

    『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ | 単行本
    garamani1983
    garamani1983 2018/09/25
    魂の底から泣いた。「東大生」は象徴であり、貫かれているテーマは男社会に内在する女性蔑視である。男主人公は完璧な低能であり、息子をかばう母親も差別者であり、この残酷な社会の構成員である。
  • 文春文庫『もっと厭な物語』夏目漱石 クライヴ・バーカー 氷川瓏 スタンリイ・エリン アルフレッド・ノイズ シャーロット・パーキンズ・ギルマン 草野唯雄 エドワード・ケアリー 小川未明 ルイス・パジェット | 文庫

    読後感もっと最悪。好評アンソロジー第二弾 読めば忽ち気持ちは真っ暗。だが、それがいい! 漱石の掌編からホラーの巨匠の鬼畜作まで、後味の悪さにこだわったよりぬき小説集。 担当編集者より 『もっと厭な物語』夏目漱石 他 後味の悪い短編ばかりを集めたアンソロジー、『厭な物語』につづく第二弾の登場です。 文豪・漱石の掌編ではじまる全十編、古今東西よりすぐりの「厭な物語」をそろえました。十九世紀イギリスの名品、昭和日の陰惨、美しく悲しい幻想小説など、さまざまな味わいで構成した悪夢のフルコース。 感動の涙を湧かせることだけが小説の機能ではありません。書を読めば、しんどい日々の中であなたの心にたまった負の老廃物がスッキリ浄化されるのです。たぶん。(SN)

    文春文庫『もっと厭な物語』夏目漱石 クライヴ・バーカー 氷川瓏 スタンリイ・エリン アルフレッド・ノイズ シャーロット・パーキンズ・ギルマン 草野唯雄 エドワード・ケアリー 小川未明 ルイス・パジェット | 文庫
    garamani1983
    garamani1983 2018/07/10
    読後感激鬱なミステリ短編集。セレクトが粋で好きなシリーズ。本巻は小川未明のあの「赤い蝋燭と人魚」収録で、たくさんのお友達に読んでほしい本になっている。
  • 文春文庫『その女アレックス』ピエール・ルメートル 橘明美 | 文庫

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    文春文庫『その女アレックス』ピエール・ルメートル 橘明美 | 文庫
    garamani1983
    garamani1983 2018/03/10
    話題になってた作品、面白いのでゆっくり読了。面白い本は読み終えるのが勿体無いのでわざと休み休み読むのだ。伏線が多いので、時々前に戻ってまた進むのがオツ。カミーユ警部、気に入った。
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