国会記者会と佐賀年之事務局長による国会記者会館での「取材妨害」の禁止を求め、フリーランス記者の、寺澤有、佐藤裕一、畠山理仁の三氏が一〇月三一日、東京地裁に仮処分を申し立てた。三氏は今年七月以来、官邸前の反原発抗議活動の撮影許可を求めて、同会館の土地や建物への立ち入りを「フリーランス連絡会」として文書、電話、面談などで再三申し入れたが拒否された。同月一二日にも取材を申し入れ、「取材を妨害しないでください」「妨害しますよ」と事務局長と押し問答となり、その収録DVDも証拠として提出した。一一月六日には東京地裁で三記者と国会記者会の面談が行なわれた。 国会記者会館での取材をめぐってはNPO法人OurPlanet-TV(代表・白石草さん)が「取材権の侵害」による損害賠償を求めて国会記者会と衆議院を訴え、公判は一一月五日に行なわれた。 そもそも国会記者会による国会記者会館の使用目的は、一九六九年の公文