NSA情報収集、違憲の疑い=米地裁が判断 【ワシントン時事】米首都ワシントンの連邦地裁判事は16日、国家安全保障局(NSA)による一般市民の通話記録の収集について、違憲の可能性が高いとの判断を示した。活動家2人が、NSAのプログラムは不当な捜索を禁じる憲法修正第4条に違反するとして提訴していた。 地裁判事は、NSAのプログラムについて「(これ以上の)無差別で規制のない侵害を想像できない」と指摘。政府に対し、原告2人への電話記録の収集を中止するよう命じた。 ただし、判事は「国家の安全保障上の重大な利害などを考慮」し、政府が上訴するまで命令の履行を留保するとも説明。今回の判断がNSAの活動に影響を与えることはないとみられている。(2013/12/17-11:29)