安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、締めくくりの総括質疑の前に、断続的に理事会を開いていますが、民主党などが「国民の理解が広がっていない」として質疑に反対しており、委員会は、まだ始まっていません。 特別委員会を前に、午後6時半すぎから開かれた理事会で、民主党などは「地方公聴会の直後に、締めくくりの総括質疑を開催するのは問題だ」、「国民の理解が深まっていないなかでの開催は受け入れられない」と主張して、質疑に反対しました。 その後、理事会は断続的に開かれていますが、委員会は、まだ開かれていません。 与党側は、16日中に締めくくりの質疑を行い、民主党などの出方によっては、16日夜にも委員会で採決に踏み切る構えです。 これに対し、民主党などは、質疑を行うのであれば、鴻池委員長の不信任動議を提出することも検討していて、委員会での法案の採決をにらんで、与野党の攻防が激しさを増しています