無頼派叙情ギャグ漫画家・西原理恵子による、体当たり実録コミック『できるかな』『できるかなリターンズ』につづくシリーズ第3弾! 巻頭は『脱税できるかな』。税務署を向こうに回し、追徴税1億円を4分の1に値切り倒すまでの熱闘だ。アシスタントの領収書が架空の人物名義なのは「ゴーストライターだから実名が出せないの」。家の購入費用は「遺産」で、相続の証明は「ない」。なぜなら「タンス預金だったから」等々、凡人には思いもつかない離れワザを連発! あらすじだけでも激烈なインパクトなのだが、それは本書の魅力のほんの一部。まずはとにかく、立ち読みコーナーを見てほしい。 ……見ましたか? では、この煮えたぎるような作品の舞台裏をどうぞ。 1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学在学中にデビューし、実録ギャンブル漫画『まあじゃんほうろうき』、過激グルメエッセイ漫画『恨ミシュラン』(共著)、海外突撃取材漫画『鳥頭紀