何かをはじめるときに大切だと思っているのは、いつ、どうなったら「やめる」かを、ちゃんと考えておくこと。 「やめる」には、いろいろあります。 ここまで業績が悪くなったら「やめる」というやめるもあれば、ここまで業績が伸びたら、あるいは人が育ったら、次のステージに行くために「やめる」もあります。 誤解されそうですが、これは「続ける」ことを否定しているわけではありません。私が尊敬する多くの職人さんたちは、生涯をかけて挑戦と努力を続けています。そんな生き方を否定できるわけがありません。むしろ、憧れます。 でも、です。 どうなったら、廃業するか。あるいは、どうなったら、自分が職人だけであり続けるのはやめて、後継者の育成に着手するかなど、ポイントを決めておく必要がある。つまり、こういうことです。 何よりもダメなのは、ズルズルと続けること。 やめるポイントがまったく見えていなくて、「時すでに遅し」という状