8月23日付けの読売新聞と朝日新聞に「私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します」という意見広告が全15段で掲載された。広告を出したのは日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーターズ協会(以下、ACPC)など4つの音楽関係団体。賛同者として人気アイドルグループの嵐やサザンオールスターズなど116組の著名アーティストが名を連ねた。 意見広告で音楽関係団体は、(1)ライブ(コンサート)のチケットを買い占め、転売サイトで何十倍という高価格で取り引きを行っている個人や業者が横行している、(2)それが原因で本当に欲しいファンのもとにチケットが届かない、(3)中には偽造チケットなどあり、弊害がファンに及んでいるなどと主張した。これに対してネット上では「転売は本当になくなって欲しい」「高額転売は禁止すべきだが定価での転売も禁止するのか」など賛否両論が沸き起こった。 加えて、大阪大学社会経済研究