■山内徳信・社民党参院議員 憲法改正に向けた今の動きは、かつてのドイツのヒトラーを思い出す。民主的な憲法と言われたワイマール憲法を悪用し、民主的な方法でナチスの独裁政治を築いていったわけだ。そのナチスの戦争の結果は、ご承知のように多くのユダヤ人をアウシュビッツで悲惨な状態に陥れてしまった。日本の戦後60年あまりは、平和憲法体制であったと思っておる。この平和憲法を、いまの政権与党が思う方向に、天皇を元首化し、自衛隊を国防軍にし、戦争のできる方向に、どうも動きつつあるなあと思っている。そのとき安倍晋三首相は日本のヒトラーと言われかねない。日本にああいうヒトラーが生まれてはいかんのです。平和国家、平和外交に徹していく国づくりにいそしんでほしい。(参院予算委員会の質問で) 関連記事「自民党改正案は憲法もどき」 福島瑞穂・社民党党首(5/4)護憲か改憲か、それぞれの立場から訴え 憲法記念日(5/3