2015年4月29日に開催された「G1ベンチャー2015」に、ライフネット生命会長の出口治明氏が登壇。モデレーターの為末大氏の進行で、「歴史とリーダーシップ」をテーマに、ビジネスリーダーが歴史を学ぶ意味についてトークしました。本パートでは、ザッカーバーグのマネをしたり、ハトに豆を食べさせたりと斬新な発想で注目を集めた企画の裏話や、ダイバーシティと理念のバランスについて語りました。 活字の誕生がリーダーの振る舞いを変えた 為末大氏(以下、為末):この本(『仕事に効く 教養としての世界史』)の中で僕が一番おもしろいなと思ったところが、活字が生まれて、活版印刷ですかね、歴史に残せるようになった時代から、英雄の行動が変わるというところがあるんですね。 つまり、自分たちの振る舞いが後世に伝えられるってわかってから、リーダーの振る舞いがちょっと倫理的になるという話が出てくるんですけど。 僕は今、インタ