他人にご機嫌を取ってもらうのは赤ちゃんまででやめよう、という話。 19歳で実家を出るまで私は他人のご機嫌をとることを第一に生きていた。 そうしないと生命の危険があり、日常生活がままならなくなるからだ。 そして実家を出て、誰の顔色も伺わなくていい生活に羽を伸ばしていた。 のもつかの間、今度は恋人の顔色を伺うようになってしまった。 彼ら・彼女らが不機嫌になった時、私は全力でその機嫌の回復に努めてしまう。 イライラしてる人が隣にいるとそのイライラが伝わってきて怖いし、不快だし、ご機嫌でいてほしいからだ。 そしてそれを継続していると彼らは、「なぜ不機嫌であるか」を言語化することを放棄するようになる。 「なんで不機嫌かはてめーが察せよ」というフェーズに入ったらもう手遅れである。 急に口が退化したの?と思うほど、機嫌の悪くなった彼・彼女らは黙り込んだり意味のない言葉をわめくだけになってしまう。 今思え