キヤノンは9月17日、35ミリフルサイズCMOSセンサーを搭載したハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D MarkII」を11月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は30万円前後。レンズキット「EOS 5D Mark II EF24-105L IS Uレンズキット」も用意される。レンズキットの実売想定価格は40万円前後。 新製品は2005年8月に発表された「EOS 5D」の後継機種。撮像素子のサイズは5Dと変わらずフルサイズ(約36×24ミリ)だが、画素数は有効約1280万から有効約2110万画素へと大幅に引き上げられた。 新開発のCMOSセンサーはオンチップマイクロレンズの間隔を狭めることで開口率を高め、同時にフォトダイオードまでの距離を短縮することで集光率も向上させた。カラーフィルターにも透過率を高める新素材を採用、センター自体の耐ノイズ性能も