●民放の半分が赤字というこのご時世に… 年が明けても不況風の嵐で、浮ついた雰囲気なんかないが、とんねるずだけは別世界にいるようだ。おバカならまだ許せるが、下劣なおふざけ三昧を続けていてとても見るに堪えない。 このコンビの醜悪さは今に始まったことではないが、突出して見えるのはテレビが放送始まって以来の危機に瀕しているからだ。先週15日、広瀬道貞民放連会長は定例会見で衝撃的な発表を行った。テレビ、ラジオの地上波194社のうち47%に当たる92社が08年の単体の中間決算で経常赤字になり、テレビに限れば127社のうち43%の55社が経常赤字になったというのだ。ザックリ言えば、民放の半分が赤字という異常事態である。 ところが、各局ともバラエティーはバブル期以上のバカ騒ぎを続けていて、フジテレビなどはその代表だろう。 その中でも15日の「みなさんのおかげでした」は悪ふざけの度を越していた。とくにお笑い