世界最大のゲーム市場・米国での不振で3期連続の営業赤字に陥った任天堂がその米国で起きた新たな問題に頭を悩ましている。人間型キャラクターが架空の生活を楽しむ任天堂のゲームに対し、米国在住の男性が「同性婚を認めて」と熱望したのがきっかけだ。任天堂は当初対応を否定したが、社会的な反響を呼んだため謝罪した上で「次回作で対応する」とコメントするはめに。後手に回る対応に任天堂の困惑が見て取れるが、世界的に同性愛など性的少数者の権利が向上する中、ゲームも無視できない時代が到来している。 ■架空の島でアバター交流 トラブルになったのは、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けに日本では昨年4月に発売されたゲームソフト「トモダチコレクション新生活」で、欧米では「TOMODACHi LiFE(トモダチ・ライフ)」のタイトルで6月に発売される。日本では200万本近い販売を記録するヒットとなっている。 ゲームでは