先日、「LGBT差別を許容したい」というオンライン英会話会長のブログが話題となりました。表現の自由から、LGBT差別を許容したいといった主旨の記事です。 問題となった記事です。 LGBT差別を許容したい - (ウェブ魚拓) *1 *2 たしかに言論の自由は憲法で保障されています。ブログの筆者が差別を許容するのは、表現の自由が何よりも大切なものだからと考えているからです。 しかし、言論の自由があれば、差別は許されるのでしょうか? 少しこの問題を考えてみたいと思います。 目次 1.あれっ? なんでヴォルテール? 2.ヴォルテールの「寛容論」ってどうよ? 3.LGBT差別を禁止している国ってあんの? 4.日本のLGBT差別禁止法はどうなってんの? 1.あれっ? なんでヴォルテール? ブログの筆者は記事のなかで、表現の自由を象徴する言葉として、ヴォルテールの有名な言葉を引用します。 “I di
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