米連邦通信委員会(FCC)は9月23日(現地時間)、テレビ放送用に割り当てられながら使われていない、いわゆる"ホワイトスペース"を無線ブロードバンドサービスに利用するための規則「The Second Memorandum Opinion and Order」(Second MO&O)の最終承認を発表した。法的および技術的な問題を解決するルールが定まったことで、米国のホワイトスペース活用は具体的なサービスやデバイスを開発する段階へと前進した。 FCCは2008年11月に、テレビ放送用のホワイトスペースを無免許で利用できるようにするための枠組み作りに乗り出した。対象となる未使用帯域は、長距離伝送が可能で障害物も透過するため無線ブロードバンドサービスに適している。ただし、ホワイトスペースは元々、隣接チャンネルの干渉を防ぐために設けられたすき間であり、またスポーツや演劇・コンサートなどの無線マイク