ゲーミングモニターでメーカー側がやたらとアピールポイントにしてくる「応答速度」とは、一体どんなスペック(仕様)なのか。本記事ではモニターの応答速度について、図解もまじえて分かりやすく解説してみようと思う。1ミリ秒、G2G、残像、応答速度にまつわる全ての意味がこの記事で分かります。 液晶パネルの仕組みと「応答速度」 現在、ほぼ全てのパソコン用モニターに使われているパネルは「液晶パネル」です。この液晶パネルは、電圧の調節によって画面を明るくしたり、逆に暗くしたりを繰り返すことで映像を表現しています。 この「電圧の上げ下げ」こそが、「応答速度」です。パネルから100%の光量が出るために必要な電圧を、どれだけ速く掛けることが出来るか。一瞬で電圧をフルまで印加できる = 応答速度が速いということです。 イラストにするとこんな感じ。電圧を掛けると液晶分子が傾いてバックライト光が偏光パネルを突き抜けるよ