先日、1歳になったばかりの娘と、初めてふたりきりの一日を過ごした。 専業主婦をしてくれている嫁さんが、十年来の友人との日帰り旅行に誘われたのだ。 早めに日程が分かっていたので、そこに合わせて休暇を取得。まだ微妙に暗い明け方に嫁さんを見送った。さて、戦いの始まりである。 7:30、娘起床。この時刻は、いつも私が家を出る時間に近い。この時間に合わせて嫁さんがお弁当を作ってくれることもあり、その物音につられて娘もおよそこの時間に起きる。体に染み付いているのだろう。 起きていきなり「お母さん」が居ないことに気付くと涙がちょちょぎれてしまう可能性があるので、目覚めてすぐ「お父さん」の優しい抱っこから開幕。 まさかとは思いますが、この「お母さん」とは、あなたの想像上の存在に過ぎないのではないでしょうか・・・? ・・・とでも言いたくなるほどに、心の中で嫁さんに謝りながら、「お母さん」の存在を隠蔽していく